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熊本地震 ~農業ボランティアも需要あり~

お久しぶりです。南原です。
今年の4月で入社&社会人3年目を迎えましたが、これまでのブログの投稿数が計3回という状況に…(笑)
もっと積極的に発信していきますね…。

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本日は5月3日~6日まで【熊本県の農業ボランティア】に参加したことを書きます。


4月14日に熊本地震が発生し、死傷者の情報、分断された道路、避難所の映像など心を痛めるニュースが連日飛び込んできました。

すぐに頭に浮かんだ考えは、「ボランティアに行って手助けをしよう!」という非常にシンプルなものでした。
(運動不足ではあるけれど、)まだまだ若く健康な自分には何かできるはずだ、という自信もあったので。

それ以降は、震災関連のニュースを通じて、ボランティアの受入れや活動の状況をチェックしていました。既に多くのボランティアの方が県内外から集まっている一方で、うまく活用が進んでいないという話もあり、「今行くと迷惑になるかな…?迷惑にならないようにするためにはどうすればいいんだろう…?」ということを考えていました。

4月27日、取締役の梅原と一緒に打合せに向かっているときに、熊本でのボランティア活動を考えていることを話すと、南阿蘇の農家であり、梅原の大学時代からの親友である大津さん(O2Farm)を紹介してもらい、そこから一気に話が進んで、5月3日~6日まで、大津さんのお宅にお邪魔しながら、同地域のボランティアに参加させて頂くことになりました。

南阿蘇といえばニュース等で記憶に新しい、あの土砂崩れの現場なので、凄惨な状況ではという想像が巡っていたこともあり、てっきり瓦礫除去のボランティアを行うのだと思い込んでいたのですが、大津さんからは

「震災で農作業の進捗が遅れている農家さんのお手伝いをしてください。 Smart Beansで直接農家さんと連絡を取り合ってね。」

と、言われ、「え?…なぜ農業ボランティア??」、と最初は少し戸惑いました。

しかし、熊本県は、農業が盛んな場所であり、それに支えられている地場産業も多く存在する。地震によって農作業が滞ってしまうと、その影響は後々生産量(収入)に直結する。また、農作物の生産量が減少することは、それを加工・販売している地場産業にも影響を及ぼすことが考えられる。

といった話を伺ったときに、長期的な復興を目指す上での、農業ボランティアの意義がとてもクリアに理解でき、納得してボランティアに参加しました。

上記のSmart Beansでは、被災農家さんからの要望が記載されており、直接連絡を取れるので、細かい調整も事前に行うことができます。(ぜひご確認とご紹介を!)

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◆5月3日羽田から阿蘇くまもと空港に飛び、そこからレンタカーで南阿蘇へ向かいました。通行止めの道が多く、今後も復旧に数年かかってしまう道路もあるのだとか。通行可能な道路沿いのコンビニでは、通常どおり商品が並んでいました。

その日は無事大津家に到着し、温かく迎えていただきました。
男の子が3人と女の子(赤ちゃん)が1人。子どもがいると、本当に場が明るくなることを実感した時でもありました。

◆5月4日、南阿蘇村から山都町まで車で移動。今回は、地震で納屋と離れの基礎のコンクリートが崩れてしまい、その撤去や片付けなどで農作業の進捗が遅れてしまっていたトマト農家の三浦さんのところにお手伝いに行きました。

まずは「わき芽摘み作業」。お父さん(67)・お母さん、そして長男のノリさん(42)と一緒に、不要な芽を摘んでいきます。わき芽を摘むことで、風通しを良くし苗が病気になるのを防いだり、栄養分を花(実)に集中させる効果があるそうです。4月に苗を植えてから、12月になるまでこの芽摘み作業を毎週行うとのこと。とっても地道な作業でした。

作業風景①
作業風景②

この日は作業終了後に、ノリさんが山都町の中をぐるりと車で案内してくださいました。
山都町にある、「通潤橋」は、中央部からの放水をみることのできる観光名所この地域の観光名所でしたが、震災の影響で水される光景を見ることのできる観光名所ですが、震災による被害で現在は休止しています。

毎年6月にはこの通潤橋の前で子ども向けの田植えイベントを開催するんですが、今年も継続で開催すべきか、ノリさんは悩んでおられました。是非開催したらよいのではないかと、通りすがりの身ですが思いました。

◆5月5日、「苗の定植作業」。別の場所に設置されたハウスにて、2,000本のトマトの苗を植えました。そのために①スコップで穴を掘り、②成長段階で仕分けをした苗を穴の横に並べ、③それを植えていく作業を行いました。僕とお父さんが主に担当したのは①でしたが、いや~しんどかった(笑)何回も膝に手をついて休みました。お父さんは僕より40も歳上ですが、かなりのハイペースでザックザック掘っていってました。

途中から、ボランティアがもう一名、三浦家の甥っ子、ノリさんのお友達、地域おこし協力隊として来ている方が合流し、なんとか無事に、苗の定植を終えることができました。

なかなか大変でした
最後に皆さんと

三浦家の方々にはとっても感謝して頂いて、こちらもすごくうれしい気持ちになりました!

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その日の帰り、震災の被害が甚大だった西原村を経由して南阿蘇に戻りました。倒壊している家屋もあり、多くの家にはブルーシートがかけられていました。(写真を撮るのがはばかられたので、撮りませんでした。)

また道路には巨大な岩がごろごろと。。地元の方々はとても怖い思いをされただろうと思います。写真の岩は片側車線をすべてふさいでいます。

こんな岩が点在していました(ちなみに私の身長は183cmです)

震災による家屋の倒壊が激しい地域では、その集落自体の存続が難しいと考えられており、今後なくなってしまう可能性が高いといわれています。地域によって、被害は深刻です。

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◆5月6日、きちんと南阿蘇の道の駅でおみやげを買って、帰路に就きましたが、
迂回・迂回の連続で、予定よりかなり時間がかかってしまいました。こういう時にナビは役に立ちません。。もし支援で現地に向かわれる方がいらっしゃいましたら、そのあたりはお気をつけて。

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震災がきっかけとなり、お手伝いに伺いましたが、皆さんの明るさと豪快さに感銘を受けた日々でした。大津家・三浦家どちらも、非常に明るく対応してくださいました。本当にありがとうございました!
私がいたことで少しでも気が紛れたのなら、と願うばかりです。

また、今回顔の見える関係が築けたことで、今後も熊本を訪れる理由ができました。この熊本地震を自分事として捉え、引き続き協力をしていきたいと思います。

個人的には、農作業そのものの地道さを改めて体感する機会となり、さらに地方で暮らすこと、農業に従事して生きていくことなどについて考えを巡らせました。今回は得るものが多かったと感じています。

Smart Beansでは引き続き、農家とボランティアとのマッチングを継続しています。もしよければご自身、もしくはご関心のある回りの方々に共有して頂ければ幸いです。

他方で、今回のように農家とボランティアをつなぐネットワークの必要性についても考えさせられました。私の場合は、大津さんからのお話がなければ、農業のボランティアには従事していなかったでしょうから。農家とボランティアをつなぐネットワークが構築されれば、いち早く農業県の被害に駆けつけられる。。既存のネットワークを活かす。新しいものを立ち上げるなど。何とか実現させられないかと考えています。

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Posted by   2016-05-11 11:32  | Page URL  | Trackbacks (0)
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