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<環境ビジネスLEAD>11月勉強会~誰かの意見じゃない“自分”の意見~

こんにちは!Value Frontierスタッフの土屋です。

11/19(月)に、11月のLEADの勉強会「生物多様性と経済」を実施しました!

参加者は全部で6名。
この日は新たに2名、参加してくださいました。

発表者は、株式会社日比谷アメニスの山田さん。

大橋グリーンジャンクションの事例を使って、生物多様性と企業の事業活動について、発表して頂きました。

大橋ジャンクションでは、地球温暖化防止やヒートアイランド対策、生物多様性保全の観点から、周辺の緑化と連携したエコロジカル・ネットワークの形成に配慮し、都市部における緑化の創出を目指しています。
なんと全国初、ジャンクション屋上に公園を整備しているそうです。(見に行ってみたい・・!!)

完成時、周辺住民の方々をお招きしたお披露目イベントが開催されたそうで「完成を待っていた」と皆さんとても喜ばれていたそうです。

このような大掛かりな工事を行う際、生態系への配慮や地域の方々の理解は欠かせません。

土地を改変する工事だけに限らず、どんな事業活動においてもその地域の生態系へ影響を及ぼしていて、それを企業はもっと自覚していかなければなりません。

事例紹介の後には、生物多様性に配慮しなかった場合、企業にはどんなリスクがあるのか、ディスカッションを行いました。

環境業界で働き始めて9ヶ月、少しずつ、どんな問題があるのか?解決策は?どんな手法で?という基本的な知識はついてきたように感じていますが、本や記事から吸収したものばかり。

「じゃああなたの意見は?」と聞かれた時に、「自分の意見」は、まだないかも・・と急に心細くなります。

このLEADの勉強会で様々な視点を持つメンバーと議論を積み重ねながら、自分の意見や答えを1つずつ見つけて、経験に繋げていこうと思います。

★次回勉強会のご案内
12/17(月)19:30~ @Value Frontierオフィス(恵比寿・広尾から徒歩10分)

☆環境ビジネスLEADはメンバーを募集しています。
環境業界の若手の方、またはこれから環境業界に就職することが決まっている学生の方も、参加可能です。
お気軽にご連絡ください。

<連絡先>
Value Frontier株式会社
アソシエート・コンサルタント
土屋めぐみ
info@valuefrontier.co.jp

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Posted by 土屋めぐみ  2012-11-28 13:31  | Page URL  | Trackbacks (0)

<Forestory>本当に人の役に立つお金

こんにちは、Value Frontierスタッフの土屋です。

7月にフォレストーリー・プロジェクトの視察のためフィリピンに出張させて頂きましたが、ブログの続きを書かないまま、いつのまにか11月末になってしまいました・・・すみません。。
前回のブログはこちら→「初!海外出張~フィリピンで意気消沈した学生時代の巻~」

気を取り直して!!フォレストーリー・プロジェクトの視察についてご報告します。
★フォレストーリー・プロジェクトは、日本に住む私たちと、植林地の人々が協力して森林を再生・保全するプロジェクトです。現在はフィリピンのルソン島・ミンドロ島で森林再生活動を行なっています。企業・個人の皆様から頂いた協賛金で、植林を行い、その後3年間森林育生・保全活動を行います。頂いた協賛金の10%を、コミュニティ基金として蓄え、植林を行う現地の人々が話し合いで、簡易水道設備等のインフラ設置、無農薬農業、再生可能エネルギーの導入、あるいは教育支援など、その地域で最も必要な分野に活用していくことができます★

さて、まずは植林サイトについてご紹介します。

みなさん、植林ってしたことありますか?

私は今まで植林は一度だけ、ユニクロでアルバイトをしていた大学時代に、ユニクロのCSR活動「オリーブ植樹」に参加し、香川県豊島で植樹をしたことがありました。

そのイメージがあったからか、植林というと何もない更地に木を植えている想像をしていましたが、完全に間違っていました。

苗木を村で育生し

実際はこんな風に、森の中に木を植えていきます。

周囲に立つ木が、新しく植えた苗木を暴風や照りつける暑さから守り、苗木の成長を助けてくれます。

木のない場所は、とにかく暑い!!訪問した7月は雨季ですが、雨季でも暑い!ここで現地の人たちは、植林して、草刈りやるの・・・?と考えるだけでフラフラ。

毎日の水やり、草刈り、違法伐採を防ぐための監視、乾季には火事が起きる可能性があるので見回りなど、現地の人々の毎日の努力が、一本一本の木に込められているんだな・・・となんだかじんとしてしまいました。

森に入ってみると、「あれ?思っていたより緑が豊かだな~」なんて思ってしまいましたが、隣の山を見た時には驚きました。

見えますか?隣の山の森林の状況・・・。ボコボコですよね。

1960年代の商業ベースでの大規模森林伐採や鉱山開発、伐採跡地での焼畑農業、現在も続く違法伐採などが原因で、1934年に約1700万ヘクタールあったフィリピンの森林は、2010年には767万ヘクタールにまで減少してしまったそうです。

説明を聞きながら歩きまわること2時間、汗だくだく、脚ふらふら。
疲れちゃって何度も後ろが渋滞。すみません・・・

森を出た後は、コミュニティ基金活用の現場を視察させて頂きました。

どんな風に使われているんだろう~?とワクワク。

バンクハウスと呼ばれる、植林作業用具を保管したり、コミュニティの皆さんがミーティングをする際に使用したりするスペースを建設したり

基金でコンポスト(堆肥)ベッドを設置し、家畜の糞尿と稲わらを混ぜあわせてミミズで分解し堆肥を生産したり。

(現在コンポストベッドは5床あり、毎月50袋の堆肥を生産しているそうです。畑で利用する他、1袋400ペソで販売もし、人々の収入源になっています。)

ヤギを購入し繁殖させ、市場に販売していました。

コミュニティ基金の詳しい成果はこちら

このように、村のみんなが利用できるものを設置したり、植林以外の収入源を得るために利用されていました。

その中でも大きな成果が、コミュニティ基金の一部を活用したマイクロクレジットです。

植林サイトの一つであるナグマカパックという地域では、7,000ペソ(約1万4千円)を元手にマイクロクレジットプロジェクトを始め、村の33世帯がサービスを利用しています。

マイクロクレジットで融資したお金は、例えば先ほどのコンポスト生産や米作、農業、養殖などといった新しい仕事をするための資金や

学校の入学やイベント(出生、ウェディングなど)といった、家族のためのまとまったお金が必要な場合、

災害や、家族の死亡時などといった急な出費が必要となった際にも利用されています。

貸しつけたお金は利子をつけて回収し、今では元手の7,000ペソ(約1万4千円)が102,000ペソ(約20万4千円)まで増えました。
コミュニティ基金を元手に、人々が自分たちで始めたマイクロクレジットプロジェクトは、私たちが想像もしていなかった形で、大きなものに変わっていました。


私は今まで個人的に、協賛というものは「お金を出してくださいというお願い」というイメージを持っていましたが、この時、

何に使われるかによって、お金というものが形を変え、

こんなにも人の生活の向上=人生の変化につながるんだ

ということを、目の当たりにした瞬間でした。

フォレストーリー・プロジェクトはまだ小さなプロジェクトですが、海の向こうのフィリピンで、こんなにも影響力を持って、人々の生活を支え、

新しいチャレンジをしたいという人々の力になっています。


私が大学時代に諦めた「世界を変える」って

こういうことの積み重ねなんだ

と、もやがかかって見えなかった視界がふっとひらけた気がしました。


世界を良くしていくために、どんな仕組みを作り上げていくか、どんな仕組みにお金をかけていくか、

自分の答えを、この視察で得た気がします。


最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました!

フォレストーリー・プロジェクトHPはこちら

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Posted by 土屋めぐみ  2012-11-26 15:43  | Page URL  | Trackbacks (0)
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