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CFPプログラムいよいよ始動! ①CFPの特徴と算定方法

①CFPの特徴と算定方法

2009年から3年間行われた、国によるカーボンフットプリント制度試行事業を経て、2012年7月から新たに「CFPコミュニケーション・プログラム」がスタートしました。カーボンフットプリントとは、その名の通り「炭素の足跡」。製品やサービスの一生から排出されるCO2を、炭素の足跡という言葉で表したものです。製品やサービスは、私達の手元に届く時には、ほとんどが「完成形」になっていますので、それを作るために、あるいは運んだり、使ったりするために、どれだけの資源が投入され、結果としてどれだけの影響を環境に与えているのか、ということを想像するのは簡単ではありません。つまり製品やサービスの一生のうち、私達が実際に使う、あるいは廃棄・リサイクルするというところを除けば、その他のプロセスが「ブラックボックス」のように見えなくなってしまっています。しかし、どんな小さなものでも、作るためにも、運ぶためにもエネルギーを使います。またプラスチックなど石油系の素材であれば、捨てられて焼却処理をする時にCO2が発生します。もちろんCO2以外の排ガスや排水による汚染、生態系への影響など、製品やサービスによっって注意が必要な環境負荷は色々とありますが、地球温暖化対策という点から、また分かりやすさという点からも、ライフサイクルにおけるCO2の「見える化」が注目されています。今回はCFPの特徴と算定方法を簡単にご紹介いたします。続きは下の「続きを読む」をクリック!

<CFPマーク>

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これまでLCA(ライフサイクルアセスメント)のご経験がある方なら、カーボンフットプリントの特徴は理解しやすいと思いますが、初めてCFPに取り組まれる方向けに、簡単にCFPの特徴をご説明したいと思います。カーボンフットプリントの算定には、LCAの算定手法が使われています。算定自体はそれほど難しいものではなく、基本的に以下の方法で計算します。

 CO2排出量=∑(活動量i × CO2排出原単位i)

活動量とは、実際にプロセスに投入される資源やエネルギー量で、CO2排出原単位とは、その活動1単位ごとにどれぐらいのCO2が排出されるかという係数です。例えば電気であれば、1,000kWh × 0.475CO2-kg/kWh =475kg-CO2 となります。輸送の活動量であれば、実際に運ばれる「人」や「モノ」の量と距離をかけ合わせて、「人・km」や「トン・km」という単位を使います。例えば、1トンの荷物を10km運ぶと活動量は、1トン×10km=10トン・km となります。これに運ぶ際の輸送手段の車格や積載率ごとに設定された原単位をかけることで、輸送のCO2排出量が計算できます。この方法は「トンキロ法」というもので、省エネ法や温対法の報告書作成をされている方などには、馴染のある方法だと思います。こんな具合で、製品やサービスごとに、投入される活動量のデータを調べて計算していきます。

ここまでは簡単なのですが、いくつかCFPを導入する際に慣れないと難しい点があります。その一つがCFP-PCRの策定です。CFPでは製品やサービスのライフサイクルを、あらかじめ「原材料調達」「生産」「流通」「使用・維持管理」「廃棄・リサイクル」の5段階に分けて、それぞれのCO2排出量を計算するというルールになっています。そのため製品やサービスの種別ごとに、PCR(Product Category Rule:製品種別算定基準)というものを策定して、各事業者はそのルールに沿って算定をすることになっています。3年間の試行事業では、様々な業界でこのルール作りが進められ、現時点では73のCFP-PCRが認定されています。既に自社の製品の算定に使えるCFP-PCRが認定されていれば、それを使った算定が可能ですが、無い場合はCFP-PCRを策定するところから開始することになります。

これまでにどんなPCRが認定されているのかなと気になった方は、こちらをご覧ください。
http://www.cfp-japan.jp/calculate/authorize/pcr.php

実際にCFP-PCRを策定するにあたり、既に認定されている類似PCRが無い場合などは、専門家のサポートが無いと難しい場合もあります。またPCRを見て頂くと、対象とする製品の定義や算定範囲、各ライフサイクル段階で集めるべき一次データ(事業者の責任で取得する実際の活動量データ)の項目や、その製品に負わせるエネルギーやユーティリティを工場内で配分する方法、一次データが取得できない場合に使えるシナリオ、など細かく規定されていることが分かります。このCFP-PCRに沿ったCO2の算定をするところも、慣れないと難しいと感じられるところだと思います。

CFPプログラムでは、多くの事業者様に、製品やサービスのCO2見える化にお取組頂くために、随時相談、研修会、コンサルティングを通じたご支援をご用意しております。初めてCFPへの参加を検討されている方は、ぜひCFPコミュニケーション事務局、または弊社(CFPプログラムのパートナー・コンサルタント)にお気軽にご相談下さい。パートナー・コンサルタントは北海道から九州まで各地域におりますので、どの地域の事業者様も安心してご相談下さい。

Value Frontierのカーボンフットプリント支援サービスはこちら

CFPコンサルティングのお問い合わせ
Value Frontier株式会社
TEL: 03-5422-9462
Email: info@valuefrontier.co.jp
http://www.valuefrontier.co.jp
CFPコミュニケーションプログラムの
お問い合わせ
社団法人産業環境管理協会
TEL:03-5209-7712
http://www.cfp-japan.jp/


 

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投稿日時 2012年07月05日 14:27
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